レーシック誕生のきっかけ
レーシックという視力矯正手術が生み出されるまでにさまざまな紆余曲折がありました。
眼球(角膜)に外科的な処理を加えて、屈折力を変え、視力を矯正できないかという
近視の治療法の研究は、割れたメガネの破片で角膜を傷付けた少年が、破片を取り除いた
あと、それまで0.1しかなかった視力が正視のレベルにまで回復していたのがきっかけで
本格的にはじまったといわれています。
そして、はじめて角膜に外科的な処理を加えた視力矯正手術を形にしたのが、割れた
メガネで角膜を傷つけた少年の診断を行ったロシアのフィヨドロフ医師であり、この
フィヨドロフ医師が開発した視力矯正の手術はRK手術といわれています。
RK手術は当時画期的な視力矯正の治療法でしたが、メスを使用して行う手術であった
ため執刀する医師の技量により結果が左右されることもあるという欠点がありました。
(臨床例は減っていますがいまでもこのRK手術は行われています。)
そこで近視矯正の手術をより安全に正確に行うために注目されたのがレーザーを使い
角膜の切除を行う方法で、エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術であるPRK手術が
開発されました。
PRK手術はこれまでのRK手術の抱えていた安全性・正確性の問題を克服したために
近視レーザー治療が飛躍的に世間一般に認知されるようになりました。
PRK手術は角膜への影響などの安全性や矯正効果が飛躍的に伸びるきっかけとなり
ましたが、手術後に痛みがあること、削った角膜の再生・術後の視力が安定するまでに
程度かかることなどが問題視されてきました。
進歩をつづける屈折矯正手術が、上記にあげたRK手術、PRK手術の欠点をすべて克服
する手法を求めて生み出したのが、現在急速に世間に浸透しつつあるレーシックであり、
レーシックは従来の方法にプラスしてフラップという蓋をつくることによって、角膜上皮
を剥ぎ取る痛みを軽減させ、視力の矯正効果を劇的に成功しました。